お前は俺が何を求めているかさえ聞いていなかった―教え子への失望。

桜舞い散る季節、弁護士の桜木建二(阿部寛)は龍山高校へ向かう道すがら、喧嘩に巻き込まれている矢島勇介(山下智久)と、不合格の答案用紙を黙って破り捨てる水野直美(長澤まさみ)に出くわす。二人とも龍山高校の3年生だ。この学校は経営難と低い進学率から、すでに世間から嘲笑され、見捨てられたような荒廃した場所と化している。桜木が今回訪れた本来の目的は、この学校の破産申請を処理することだった。

しかし、桜木建二はそんな形で終わらせることを良しとしない男だ。かつて暴走族だった彼は、日本中を騒がせるような大きなことを成し遂げたいという熱い思いを胸に抱いている。そして、彼の頭の中で一つの突飛なアイデアが膨らみ始める——龍山高校の“バカ”と呼ばれる生徒たちを、日本最高峰の大学・東京大学に合格させること。こうして桜木は、英語教師の井野真々子(長谷川京子)とともに、不可能と思われる挑戦への第一歩を踏み出す。

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